環境NGOエコスタイルネットとは

 20世紀、我々は大いなる繁栄を得ることに成功しました。しかし、その生活が自然環境に大きな負荷をかけてきたことも紛れもない事実です。地球が上げる悲鳴は時を経るごとに大きくなっているように思えます。21世紀を迎えた今、発展の代償として環境に負荷をかけつづける社会から、自然に溶け込み、共存しながら発展していく社会への転換が求められています。

 現在でも、多くの人々が様々な立場から環境問題に取り組んでいます。そこには、実地での活動を通じて得られた貴重な経験があります。また、大学などの研究機関には、専門的かつ先進的な知識が蓄積されています。

 エコスタイルネットは、このような様々な立場の人々の交流を深め、それぞれの経験や知識を融合させることで、21世紀の社会のあり方を提示する新しい「知」と「活動」を創造していく取り組みです。すなわち、自然に溶け込んだ社会と生活を創造する「場」となり、21世紀にふさわしい社会のスタイルを提案していくことを目指します。

■エコスタイルネットの理念■
 環境問題は日常生活からかけ離れたところにあるものではありません。それどころか、環境破壊に対する最大の「防波堤」は、ひとりひとりの生活であり、生活の場となる地域コミュニティであると私たちは考えています。
 また、「環境に配慮しながら暮らす=生活のレベルを下げなければならない。何らかの不便さや我慢を享受しなければならない。」という考え方に、私たちは疑問を呈したいと思います。自然に溶け込んだ暮らしの中に今まで以上に「豊か」な生活を見出すことができる、そう信じています。
 そこで、エコスタイルネットでは、次のような理念をかかげます。

  環境問題を生活者の視点から考え、日々の暮らしの一部として取り組む
  自然の循環を基盤とした、真に豊かな社会と生活のスタイルを創造する

■活動概要■
 この理念を実現するべく、エコスタイルネットでは、以下の事業に取り組んでいきます。
<Web環境塾>
 身近な自然や日々の生活から、国際的な協力活動まで、幅広いテーマを取り上げながら「環境」について考えていく場です。

<地域コミュニティ環境活動>
 NGO、学校、自治会等との協力のもと、市街地の美化や緑化、山林や河川の保全、リサイクル活動、エコマネーの運営など、地域コミュニティに密着した環境保全活動に取り組んでいきます。

<内モンゴル沙漠化防止活動>
 沙漠化が深刻な中国・内モンゴルにおいて、総面積2000haのビオトープを作り沙漠化の防止に取り組みます。沙漠化防止ツアーの実施や地域コミュニティ環境活動との連動など、日本からも幅広く参加できる仕組みの構築にも取り組んでいきます。

<交流事業>
 インターネットの活用を中心に、環境問題に関心を持つ人々の交流を図ります。

 

■役 員■
  塩原 勉     甲南女子大学学長・日本社会学会会長
  杉万 俊夫   京都大学総合人間学部教授
  渥美 公秀   大阪大学人間科学部助教授